vividman’s diary

パーキンソン病の父のこと

未だ面会禁止。父の筆跡。

コロナの影響で、世の中はだいぶ自粛緩和になったものの、面会は原則禁止。だが、先日口腔ケア用品を持って行った時、週に一回くらい短時間ならば大丈夫とのこと。

前回用事で行ったときに少し会わせてもらったが、眠っていて起きなかったが、ひげもきれいに剃ってもらっていたし、顔もきれいになっていた。とてもよくしてもらっているようで、感謝。予期せずN病院に入ることになったが、結果的に自宅での介護の苦労もなくなり、良かったのだと思う。

 

昨日、父の部屋を片付けしていて、父が自伝のようなものを書いていたはずだと思いだし、パソコンの中を探してみたらあった。生まれてから結婚前までで終わっていたが、それがたったA4用紙3枚、というところが父らしいと思った。

理系で、小説などを読むのが苦手で、ラジオを作るのが趣味だったので学校の先生になろうと思った、という人。自伝も、断片的に覚えていることの覚書のようなものだった。

日記というか手帳のようなものも出てきた。文字がだいぶ書けなくなっており、頭も怪しくなっているようで、それでも何か書き留めようとしたらしい痕跡に涙。

かつてはパソコンで町内会やら科学館やらの文書も作りまくっていた父。うつ病と診断されたあたりから、パソコン操作がわからないといい、何度教えても理解できなくなってしまった。

祖父母の何回忌がいつ、という表がエクセルで作ってあって、そこに父の兄の分も記入してあるので、2012年まではまだ大丈夫だったようだ。

2013年に私が手術した時は、福岡まで車を運転してきていたが、時々道がわからなくなっていたという。

 

身内にとっては、あっという間に寝たきりになってしまったような感覚。特にこの2年くらいは早かった。・・・涙ばかり出て書き進められないので、今日はここまで。